加藤 鴻介 Kohsuke Katoh
ディレクターコンサルタント
博士(工学)岡山大学大学院
日本ナレッジマネジメント学会理事、同学会誌編集長
日本経営工学会、日本経営情報学会、日本生産管理学会、ゲーム&シミュレーション学会
石川EU協会副会長
金沢日仏協会副会長
経歴
- 1971年 東京大学工学部機械工学科 卒業
- 2004年 岡山大学大学院工学部自然科学専攻博士課程修了
- 1971年~1973年 株式会社東芝入社。 重電機械設計エンジニアとして設計業務に従事。
- 1973年 日本アイ・ビー・エム株式会社 入社 SEとして大型コンピューターシステム顧客支援 及び企画マネジメント歴任、生産管理、経営管理、AI,構造マトリックス、鉄鋼業電機業など製造業情報化支援に従事。
- 1992年よりコンサルティング部門にてIBM米国本社主導の共通コンサルティング手法を習得後、ITと経営課題解決の多くのプロジェクトを推進。業務生産性向上ABC、費用効果分析を含むIT化計画
- 1998年よりナレッジマネジメントコンサルティング部門責任者(主席コンサルタント,プリンシパル)として活動
- 2002年 IBMグローバルとしてのサービスビジネス強化策としてPWHコンサルティングとの統合組織IBCSに組織異動。IBCS・On Demand Workplace 実現ビジネスモデル開発・HCM(Human Capital Management)パートナーとして、国内顧客支援ならびにサービス内容の共有と質の向上のための海外IBMネットワークメンバーとして活動。
- 2004年 Project/Program/Portfolio Management 経営改革モデルの開発・AI(Application Innovation部門)パートナー
- 2004~2006年 金沢工業大学 虎ノ門大学院ビジネス・アーキテクト専攻にて客員教授、2007~2010年 本校教授として、社会人院生にナレッジコラボレーション授業を実施
- 2005年 IBCS 官公庁改革支援システム計画のリード・公共事業パートナー
- 2006年 IBCS 各種プロジェクト支援
- 2007~2017年 金沢工業大学 情報フロンティア学部教授 金沢本校において経営情報学科(学部)およびビジネス・アーキテクト専攻(大学院)での経営・ITに関する教育、ならびに外部組織への支援を含む研究活動を実施。
- 2018年 KC総合研究所代表として、企業ならびに地域の問題解決プロジェクト支援事業を実践
コンサルティング分野
1)経営組織力向上構想立案支援
- 経営課題から組織内知識創造を促進する仕組みを設計
- ナレッジマネジメント成功要因を踏まえた経営戦略としての導入計画立案
- 目的目標展開評価制度設計
2)企業戦略立案実行評価支援
- 企業戦略課題の抽出と明確化
- バランススコアカードによる、4視点ごとの戦略目的の設定と目標値、施策の立案
- 経営戦略目標実現のための戦略マップの作成
- 目標達成評価と改善施策立案
3)専門家知識の抽出と伝承支援
- 重要な専門家知識の識別と経営上の課題と解決価値効果の認識
- 専門家活動プロセスと使用情報・知識の表出化支援
- 暗黙知の発見手法のガイド
- 業務プロセスと知識構造の文書化手法導入活用支援
4)プロジェクト・マネジメント支援
- プロジェクト進捗管理
- プロジェクト課題管理
- 他、プロジェクト成功要因の視点からの実態把握、改善ポイントの実行支援
5)業務プロセスリエンジニアリング
- 生産・購買・在庫管理・販売・バックオフィス部門の個別または連携業務フロー再設計
- 業務手順の標準化、ベストプラクティス化、組織の役割と責任再構成
- 新業務手順のワークフロー電子化と情報・データの電子化計画
6)オンラインアンケート設計・実行・結果分析支援
- 顧客、ビジネスパートナー、社員、一般社会への調査(要望、感想、クレームなど)内容の作成
- オンラインアンケート質問の設計
- アンケート依頼と回答結果回収
- 結果データの可視化(表とグラフ)と分析(頻度分析、クロス分析、クラスター分析など)
- 分析結果からの結論まとめ
7)データ分析支援
- 生産性倍増オフィスツールの有効活用方法のガイドと社員教育
- 社内オフィスデータの処理手順の明確化、文書化
- 大量オフィスデータ処理の効率的手法ガイド
8)社内人財育成支援
- コンサルティング手法教育
- 計画技法、プロジェクト・マネジメント手法
- ネゴシエーション技法
- 経営戦略目標実現施策展開技法
9)構造マトリックスによる経営計画立案支援
- 経営資源配分計画、同シミュレーション
- 利益計画、生産計画、同シミュレーション
10)他、各種テーマに対応可能
コンサルティング実績
- 小規模製造業における効率的プロジェクトマネジメント手法の導入支援
- 地方自治体大規模イベントの評価のためのアンケート計画実践・収集データ分析による評価特性の定量化と可視化および改善ポイントの明示提言
- 企業等企画スタッフに対する、大量データを含むデータ分析手法の教育実践
- 中小企業経営団体に向けた、IoT、AIの特性理解を踏まえた企業戦略への適用方法をガイド
- 地方大規模総合病院の経営改善のための各種課題抽出と解決計画の提供
- 地方自治体過疎化対策プロジェクト支援として、経営手法の採用による行動計画を立案
- 中規模製造業における、生産計画立案専門家の計画作成プロセスと使用される情報知識の文書化による計画内容の組織内理解共有の促進、専門家育成期間の短縮を実現、非日常緊急時対応方法のコンセンサスを得る。
- KMの実質的主体となる人材強化のための組織学習の強化、柔軟な人事制度の変革支援
- ナレッジマネジメント(KM)の各種導入支援:ナレッジマネジメント導入の成功要因*の研究と実践方法のガイド * KM経営ビジョンの作成と経営戦略としての位置づけ、組織員間共通の価値観、情報共有創造プロセスの確立、同運用組織の編成、知識登録共有の使いやすいシステムの構築と継続的改善、組織員に対する評価基準へのKM行動成果の反映、貢献個人へのインセンティブ制度の導入。
- データの情報化と個別業務の価値効果分析による業務効率化、迅速化、コスト低減の計画立案と企業変革ガイド、ベストプラクティスの知識共有化。
- 構造マトリックス(Structured Matrix)システムの開発、生産計画・原価計画・経営計画への適用による計画(最小コスト、資源最適配分)の実現。各種製造業・装置業に適用、同システム化開発プロジェクト支援
- 電子機器製造販売会社の総合情報管理システムの構築計画策定・・・現行システムの問題点の列挙を踏まえ、企業データの統合化による全体システムの要件整理とユーザー課題の改善を同時に実現。
- 鉄鋼業製鋼日時計画の改善による熱エネルギーの最小化・・第2世代AIとスケジューリングアルゴリズムの活用による、複数設備間の連携処理の迅速化を図る、生産対象単位の組合せロジックの自動作成、ならびに生産計画者による最終スケジュールの調整を可能にするグラフィックインターフェース開発。これにより大幅なエネルギーコスト削減を実現した。
- 鉄鋼業大企業の新設備による生産運用のための効率化計画・・処理プロセスの連携課題の解決方法を包括的に検討し、新設備や新技術の採用と運用方法および必要な要員確保と技能知識の向上策を策定。これにより新設備導入価値観の共有と実現性を促進し競争力向上につながった。 他
【著書】
- 100語でわかるナレッジマネジメント(共著、2000年、工業調査会発行)
- 他、学会誌、IT等専門雑誌投稿多数